PCBとは「ポリ塩化ビフェニル」の略称で、人工的に作られた主に油状の化学物質です。PCBの特徴は「水に溶けにくく沸点が高い」「熱で分解しにくい」「不燃性」「電気絶縁性が高い」など、化学的にも安定な性質を有します。かつてはトランス(変圧器)やコンデンサ(蓄電器)の絶縁油をはじめ、熱媒体や潤滑油、ノンカーボン紙など様々な用途で利用されてきました。しかし、1960年代後半から生体への影響や環境汚染が社会問題となり、1972年に製造が中止になりました。 処分の期限が迫ってきていますので早めの処理計画をお勧めします。
種類 | 処理施設 | 処理期限 |
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高濃度PCB (5000mg/Kg超) |
JESCO (中間貯蔵・環境安全事業株式会社) |
最長2025年3月末まで |
低濃度PCB (0.5mg/Kg超~5000mg/Kg以下) |
無害化処理認定施設 都道府県知事等許可施設 |
2027年3月末まで |
非PCB廃棄物 (0.5mg/Kg以下) |
産業廃棄物処理施設 | ー |
*高濃度PCBは2019年12月の法改正により、一部が低濃度として処理可能となっております。詳しくはお問い合わせ下さい
*低濃度PCBは①微量PCB汚染廃電気機器等と②低濃度PCB含有廃棄物に区分され、②のPCB廃棄物の濃度が規定されています。詳しくはお問い合わせ下さい
主に低濃度PCBの処理について処理計画をコーディネートします。大阪府、岡山県、福岡県のPCB収集運搬業許可を取得しておりますので、実際の収集運搬も行いますが、様々なケースに応じて他の収集運搬業者に委託させていただきます。
最終処分先は、DOWAエコシステム(株)グループ、光和精鉱(株)他、信頼できる処理業者をご紹介します。